デイ・トリッパー

日帰り温泉の話やら、近県へのドライブなど日々の暮らしの中で見聞きし、感じたことを…。

霧生温泉 香楽の湯

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霧生温泉という温泉があることは新聞社がくれた全国地図で見て知っていた。調べてみると近郊にあるリゾート地として知られる、メナード青山ホテル内にある温泉施設のようで、少々敷居が高そうに思え、今まで訪れたことはなかった。

ところが、先月はパスした「温泉○士」の11月号に霧生温泉が紹介されていた。「温泉手形」なるものがついており、日帰り入浴1200円のところ雑誌を持っていくと千円分は無料になる仕組みだ。200円でリゾートホテルの温泉に入れるならお得である。

そんなわけで、先日購入したばかりのナビに電話番号を入力。雑誌によれば、バスタオルもフェイスタオルも用意されているので、着替えだけ持って早速出かけることにした。

R23号線を通り、小津から中勢バイパス経由で一志に、そこから西に走り名松線沿いに県道を走り山道に入った。折からの雨に濡れ落ち葉が降り積もった山道はまだ二時を過ぎたばかりだというのに小暗く、鬱蒼とした杉林に入ると道はますます狭くなり、心細くなってきた。

どうにか、メナード青山リゾートにたどり着くと、そこは、それまでの杉林とは打って変わって瀟洒な高原の佇まい。紅葉しかけた落葉樹が、芝生の園地を取り囲んでいた。メナード青山ホテルに車をとめフロントに来意を告げると、日帰り温泉施設は、もう一軒のホテル内にあるという。車に乗り、今来た道を少し戻ると真新しいホテルが見えてきた。

温泉は地下一階にあった。地下といっても斜面に建ったホテルなので窓側からの眺めは楽しめる。温泉は、内風呂が二つ。内一つは香り(この日はセイジ)風呂。後露天風呂とミストサウナがあり、温度表示のある水風呂(もしかして源泉?)が付随している。

山の中にある温泉施設ということもあり、客は少なかった。何かの研修できていたグループが着替え終わるのと、こちらが服を脱ぎ終わるのがほぼ同時だった。そんなわけでほぼ貸しきり状態。お湯はさらすべという感じ。ミストサウナがすごかった。これまでにはいった湯の山温泉希望荘のそれや、さるびの温泉のそれは、もうもうたる湯気がたちこめるものであったが、ここのそれは、湯気ではなく細かなそれこそ霧状のお湯が降って来るのだ。椅子に座っていると、体中に水滴がまといつき、まるで温かな霧の中にいるような気がしてくる。これには感激した。

サウナに入り、水風呂に浸かり、身体についた水滴をぬぐって露天風呂横にあるデッキチェアに寝そべる。これを三回繰り返す。最近習慣化している入浴法を儀式のように行っていると、やっと次の客が来た。身体を洗い、もう一度露天風呂に浸かり、冷たい風に吹かれた。

一日高原の秋を楽しみ、帰りに温泉につかって疲れをとるというプランがいいのではないだろうか。ただ、山道は九十九折で暗いため、運転はくれぐれも慎重に。早い目に点灯することをお勧めする。