marginalia

読んだ本の話や一緒に暮らす猫のこと、それと趣味ではじめた翻訳の話など。

トリミング

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昨日、トリミングしてもらったばかりのニコ。長く伸びたフリルや指の間から伸びた毛を短くカットしてもらって、ひと回り小さくなった。

二階ホールの手摺子の前で、ちょっとおすまし。寒い間、寝室のベッドの上や陽のあたる南向きの窓ばかりにいたニコが、陽気がよくなってきたからか、ここ何日かの間によく書斎にやってくるようになった。

写真のニコの後ろに少し扉が開いている部屋が書斎。書斎の窓は北向きで、窓の下は坂道が西に向かって下っている。窓の下に置いた書棚の上から外を見るのがお気に入りだ。夕暮れ時には西の山に陽が沈んだ後、見事な夕映えが臨める。

もっとも、ニコが気になるのは、その頃になると山の方から下りてきて、近くの電線にとまるカラスの方かもしれない。泣き声が大きいのが怖いのか、カーテンの陰からそっと覗いている。どうもカラスは苦手らしい。

一階にいるときは、掃き出しの前をチョンチョンと歩いて行くセキレイに気がつくと、定位置のクッションの上にきて、さも見張りをしているというふうに眺めているのだが。

昨日はトリミングから帰った途端、珍しく声を出して、ちゅーるを催促した。ふだんは、めったに声を出さない子なのに。トリミング自体はどうかはしらないが、二、三時間、自分一人にされるのが嫌なのだろう。我慢したんだからいいでしょう、という甘えが何ともかわいい。久しぶりにちゅーるをもらい、ご満悦のニコだった。