marginalia

読んだ本の話や一緒に暮らす猫のこと、それと趣味ではじめた翻訳の話など。

2011-03-30から1日間の記事一覧

『楽園への道』 マリオ・バルガス=リョサ

章が替わるたび、二つの物語が交互に語られる。主人公の一人は画家ポール・ゴーギャン。もう一人は、その祖母にあたるフローラ・トリスタン。ポスト印象派の画家ゴーギャンについてなら、ある程度は知っていた。だが、フローラ・トリスタンという女性については…