marginalia

読んだ本の話や一緒に暮らす猫のこと、それと趣味ではじめた翻訳の話など。

2013-09-01から1日間の記事一覧

『孤児の物語Ⅱ』キャサリン・M・ヴァレンテ

本作「硬貨と香料の都にて」は、夜毎スルタンの庭園で女童が童子に語る『孤児の物語』二部作の後半、完結編にあたる。できるものなら第一巻から読まれることをお勧めする。未来のスルタンである童子は、姉の皇女ディナルザドの監視を逃れ、森に続く庭園で両…