marginalia

読んだ本の話や一緒に暮らす猫のこと、それと趣味ではじめた翻訳の話など。

CD復活

前からCDを選び、気に入らないCDだとNODISCのメッセージを送ってくるCDプレイヤーだった。しかたがないので、そういう時はコンピュータを通して聞いたりしていたのだが、なにかと面倒に思っていた。

ところが、せんだって長男から「液晶モニタがあるんだけど、いらない?」という話があって、ありがたく頂戴することになった。机の横に置いたラック上の古い大型のモニタが消えたあとに、ステレオのプリメインアンプを置いた。以前は、本棚の前に置いていたステレオ装置がいつでも手が届くところに来ると、仕事の切れ目についスイッチに手が伸びるようになる。

CDの調子が悪いことを話しているとき妻が「クリーニングしてみたら?」と言いだした。プレイヤーの買い換えを考えていたのだが、その前にダメもとで試してみることにした。「CD NODISC」でネットに検索をかけると、さっそくヒットした。そのブロガーによると、通常のクリーニングではダメだったが、認識エラー専用のマルチレンズクリーナーを使ったら見事回復したそうだ。アドレスが書いてあったので、ELECOM CK_MUL3という商品を注文した。

待つこと三日。宅配便でとどいた商品は、洗浄液を使う湿式のクリーナーだった。説明には、NODISCの表示が出ても、同じ事を10回は繰り返すことと書いてあった。数回やっても変化がなくてあきらめかけたころ、7回目でNODISC表示の出るのに時間がかかった。これは、と思い8回目に挑戦。みごとCD1の表示が出た。そのまま再生ボタンを押すと、数秒後に作業が終了しましたという音声がスピーカーから流れてきた。

クリーナー用のディスクを取り出し、以前は読み込まなかったCDを再生すると、以前にも増してクリアな音で再生されたではないか。これには感激した。CDの調子が悪いと思ったら、一度試してみたらどうだろうか。