marginalia

読んだ本の話や一緒に暮らす猫のこと、それと趣味ではじめた翻訳の話など。

ヘッドランプ・ウォッシャー始末

何日たっても、駐車場に落ちた水の流れた跡が消えない。いちばん先頭は水の表面張力で盛り上がって見えている。やはり、これは水漏れだろうと考えた。

先日ウィンドウ・ウォッシャーを動かしたが、液が出ずワイパーだけが空で動いた。気になってボンネットを開けて点検すると案の定ウォッシャー液は空っぽだった。

とりあえず、水道水を補充し様子を見てみることにした。しばらくすると車の前部の下に水の流れた跡があり、ウォッシャー液が漏れていることが判明した。

車検工場に電話をすると、一度見せてくださいとのこと。その日の午後、三雲にある工場に持ち込んだ。待つことしばし、

「ちょっと見てくれますか?」

と、顔見知りの担当者が顔を出した。車の下にもぐりこみ、指で示したのは、あのヘッドランプ・ウォッシャーだ。見ると、ホースのジョイント部に水がにじんでいる。一度作動すると、しばらく水が漏れることが多いという。夜中にウォッシャーを使うことはまずないので、ウィンドウ・ウォッシャーと、ヘッドランプ・ウォッシャーの連動を切ってしまうことにした。これで水は漏れないはず。

しかし、せっかく生きていることが分かったヘッドランプ・ウォッシャーをまた殺してしまうことになったのが残念である。これも経年劣化ということだろうか。