marginalia

読んだ本の話や一緒に暮らす猫のこと、それと趣味ではじめた翻訳の話など。

キャベツとアンチョビのパスタ

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妻がボランティアのスキルアップ講習のため、出かけていて昼は自分で何とかしなくてはいけない。いつもなら、何かはあるのだが、ここ三日というもの、次男が夕食に来られないので、買い物に行かずに済ませている。妻は昨夜も友人との会食で、回鍋肉を作って一人で食べた。

 

昨夜使ったからキャベツはあるのが分かっていた。冷蔵庫には、この間ピザに使ったアンチョビも半分少々残っている。というわけで、キャベツとアンチョビのパスタを作ることにした。なに、作り方はしごくかんたんだ。

 

ディチェコのパスタの袋には、日本語表示で9分と茹で時間が書かれているが、イタリア語表記は二つで、アルデンテなら7分と書かれている。途中でキャベツも湯のなかに入れるので、中をとって8分、キッチンタイマーをセットした。

 

キャベツは手ごろな大きさに角切りし、ざるにとった。パスタはメジャーで二人分はかり、片手鍋に湯を沸かした。沸いてきたら塩をひとさじ入れ、パスタを入れる。全部中に納まるまで、箸でかき回す。

 

フライパンにオリーブオイルを大匙一杯いれ、アンチョビを入れる。このとき、浸かっていたオイルもいっしょに入れると風味が増す。パスタの茹で汁をフライパンに入れ箸でアンチョビをほぐす。いい香りがしたところで火を止め、茹で上がったパスタと、途中で入れたキャベツをざるにとって湯切りする。

 

湯切りがすんだパスタとキャベツをフライパンに入れ、アンチョビをからませたら出来上がり。労をねぎらって、白ワインをあけ、グラス一杯分だけ、飲むことにした。近頃、車にはめったに乗らない。あまり冷えてないので、ワインの香りがひときわ匂い立つ。パスタは少し芯が歯に残る、文字通りアルデンテ。上出来である。